devil ring
ゆみ58さま

 

 

 

 

氷の華

 

 

 

 

 

「マーグ・・・おまえが地球に害を及ぼす以上やむを得ない・・・殺す!」
 

 

 

 吐息さえも凍り付く氷点下の世界。
 彼の首筋に両手を当てると、レザーの手袋越しに、あたたかい体温が伝わる。
 その温もりを逃さぬように、慟哭の果てにたどり着いた決意を乱さぬように、彼のしなやかな首を一気に締め上げる。
 彼は意識を取り戻さぬまま、微かに柳眉を引きつらせた。
 
(目を覚まさないでくれ、マーグ!俺をその瞳で見つめないでくれ!どうか、どうかこのまま・・・!)
 
 せき止められた血液が震える手の下で、どくどくと激しく鼓動している。
 息が苦しい。胸が痛い。
 まるで自分こそが縊り殺されようとしているかのようだ。

 

 

 
 その耐えがたい苦痛が、激しい動悸を伴って、タケルを深い眠りの淵から浮かび上がらせようとしていた。
 
(そうだ、これは夢だ・・・。俺は、マーグを殺したりしていない。マーグはあの時、記憶を取り戻したんだ。俺の兄さんに戻ったんだ。)
 
 瑠璃色の瞳に慈愛に満ちた涙をたたえ、彼は弟の名を呼んだ。
 
「マーズ・・・」
 
 そのときのたとえようもない幸福がよみがえる。
 どこまでも優しくそして美しい、愛する兄の微笑みが彼を包み込む。
 すべての悲しみと苦しみが昇華して、タケルは再び眠りの底へゆっくりと沈もうとしていた。
 
(兄さんを殺したりなんかしていない。兄さんは生きている。)
 
 夢が幻を形作る。決して現実となることのない幻を・・・。
 
 そうだ。俺たちは二人で生きていくんだ。ずっと。もう離れない。離さない。
 楽しいことをいっぱいして。いろんなところへ行って。
 腕を組んで笑いあう。
 お互いの吐息の中で眠りにつく。
 バイクで競争しよう、広い海に一日中ボートをうかべていよう、一緒に山に登ってキャンプをして、昇ってくる朝日をみるんだ。
 街へ買い物に出たり、一晩中しゃべりあかしてみたり、それから、それから・・・。
 引き裂かれてしまった二人の時間をとりもどすんだ。

 そばにいるだけで心が通う。そばにいるだけで気持ちが安らぐ。
 どこか臈長けた寂しげな微笑ではなく、心から楽しそうに声をあげてマーグが笑った。
 
(そうだ。兄さんは生きているんだ。)
 
 どこまでも続く白い海岸を、うららかな陽射しと心地よい風に包まれながら寄り添うように歩く。
 
 
 
 突如、辺りは暗転し、ごうごうと渦巻く海が二人を攫う。
 
「マーグ隊長のカタキ!!」
 
 血を吐くような叫びがタケルの四肢を絡め取った。
 
(カタキ?俺は兄さんを殺していない。兄さんは、そう、兄さんは・・・)
 
 マーグは自らの大切な二人の死闘を止めるべく、南極の地で散った。
 もう二度と思い出したくない場面が鮮やかにフラッシュバックする。
 
「やめてくれっ!兄さーん!マーグ!マーグ!!」

 

 

 

 

 

 呼吸が苦しい。再び動悸が激しく胸を打つ。
 急速に意識が浮上し、体がさらに悲鳴を上げる。
 
「うっ・・・!!」
 
 タケルは自室のベッドにがばっと身を起こし、肩で息をしながら座っていた。
 汗で体にへばりつくTシャツの不快さに、やっと現実感が戻ってくる。
 
「夢か・・・」
 
 おぞましくもリアルな感触を確かめるように、おそるおそる両手を見る。
 かけがえのない兄の首を絞めていた両手を。
 いや、あれは夢だ・・・。
 しかし、その手首には、暗がりにぼんやりと、青いリングが浮かび上がる。
 ・・・デビルリング。
 これは手錠なのか?
 罪人を捕らえ、その命を吸う、呪われた枷。
 
「俺は死ねない!」
 
 自らを鼓舞するための言葉も、もはや虚しい。
 自分の未来など、信じられようもない。
 この枷が禍々しく光るたび、全身を貫く耐えがたい痛み。
 おとといは飛行訓練中に気を喪った。
 昨日はこの部屋で血を吐いた。
 今日は・・・?
 早朝と呼べぬこともない時刻だが、最も夜の長いこの時期、夜明けまでにはまだずいぶん間がある。
 結露した窓の外には漆黒の闇が広がっている。
 
(今日を生き抜くことができるのだろうか、俺は。)
 
 息が苦しい。動悸が体を支配する。
 生命の証の拍動は、いまや死神の足音のようにさえ聞こえる。 
 焦りと恐怖が身を包み、居ても立ってもいられない。 

 

  
 タケルはびっしょりと濡れたTシャツを着替えて部屋を出ると、トレーニングルームに向かった。
 その足取りは重く、しかし何かに駆られるように必死であった。
 砂漠の中、水を求めてさまよう旅人のように。
 行き着く先にオアシスは存在するのか、それは彼にも分からない。
  
 だれもいないトレーニングルームでタケルは、黙々とハードなメニューをこなしていた。
 歯をくいしばり、引き締まった筋肉をさらに虐め抜く。
 玉の汗が全身を伝い、飛び散る。
「戦いに備えて体を鍛える」というかつての目的は消失していた。
 こうしているときだけ、この体が生きていることを感じられる。
 こうしているときだけ、死への恐怖を忘れることができる。
 タケルは扉の陰に隠れたロゼの気配にも気づかなかった。

 

 

 

 

 

 凍てつく白い大地と吹き荒れるブリザード。
 鮮烈な夢の光景は、眠っていたロゼの脳裏にも鋭く流れ込み、彼女を揺すぶり起こした。
 逝ってしまった兄の名を呼ぶ声、叫び、慟哭。
 それはまた、彼女自身の心に残る深い傷と痛みをえぐりだした。
 あの美しい人を、撃ち抜く一撃を放った感触が、克明に蘇り、震える両手をただ見つめていた。
 やがて、どうにか平静を保つと彼女は、己の愛するひとを探すべく、ベッドを降りた。
 彼の思念波をトレースし、見つけた姿は、あまりにも虚しく痛ましかった。
 少しでも体を休めて欲しい。
 だが、憑かれたような眼差しで肉体を酷使し続ける彼に、声をかけることができず、ロゼはしばしその場に立ちつくしていた。
 
(マーズ・・・いくら体を鍛えてもズールと戦う限りあなたの命は縮んでしまうのよ)
 
 トレーニングマシンの規則正しい音だけがフロアに響く。
 それを遮ったのは、タケルの激しい咳き込みだった。
 思わずロゼは飛び出して、丸めた彼の背中をさする。
 
「ゴホゴホッ、ゴホッ・・・」
 
 長く続いた咳の後、彼は肩にかけたタオルで口元を拭いながら、ロゼを睨んだ。
 息苦しさで潤んだ瞳は、鋭く冷たく、そして哀しかった。
 
「俺を止めに来たのか、ロゼ?」
「・・・マーズ。あなたはまだ寝ていなくていけない時間よ。」
「放っておいてくれ!!俺は、俺はズールを倒さなくてはならない。少しでも、俺は強くならなければいけないんだ。」
「ならば、少しでも体を休ませて!体力を温存してちょうだい。」
 
 ロゼは興奮するタケルを押さえるように、厳しい口調で反論しながら、ばっと彼の腕をつかんでいた。
 思わぬ反撃に少しひるんだタケルの瞳は、ギラギラとした輝きを失い、沈んでいった。
 暗い夜の色。まるで明けることを知らぬような永遠の夜の色。
 
「俺が死ぬって思ってるんだな。」
「!」
「無駄な努力だ・・・って、もう死ぬ奴が、どうあがいたって駄目だって、思ってるんだろ!!」
「違うわ、マーズ!」
「どう違うって言うんだ。バカな、ひどい奴だって、地球を守るなんて言っておいて、何もできない役立たずだって、あきれてるんだろっ!」
 
 ロゼはただ俯いて視線をそらすばかりであった。
 
「戦う限り、犠牲はでるんだ。いままでだって、これからだって。なのに俺は死ぬ。六神ロボはガラクタ同然になって、クラッシャーのみんなも、地球も、ズールにやられるんだ。」

 タケルの暗く沈んだ瞳に、妖しい光が一瞬ひらめいた。
 
「そうだ、ロゼ。俺を殺せ。そしてズールに降伏すればいい。」
「なんてことを言うの、マーズ」
「できないなんて、言わせない。人ひとり殺すぐらい、君の力なら簡単だろ!?」
 
 腕をつかむロゼの細い手首を強く握る。
 
「・・・っ!」
 
 激しい痛みに思わず手を引こうとしたロゼは、バランスを崩して、トレーニングマシンに座るタケルの膝の上に倒れ込んだ。
 ロゼの顔の間近で、漆黒の瞳が暗くかがやく。
 どこかで見たことのある瞳だ・・・。
 そう、洗脳下におかれた、あの人の瞳のかがやきに似ている。
 冷たく、妖しく、そしてどこまでも、哀しい・・・。
 
「俺を殺せ。ロゼ。」
 
 その声音は低く絞り出すように、魔性を纏わせながら響いた。
 デビルリング。
 悪魔の名を負うそれは、枷られた者の体だけでなく、魂までも蝕むものなのか。
 
「何を言っているの、マーズ、離してっ!」
 
 ロゼは必死で彼の手をふりほどこうとするが、びくともしない。
 
「君のこの手で、俺を・・・殺してくれ。」
 
 強い力に抗う彼女の細腕は震え、おびえて潤む瑠璃色の瞳にタケルの影だけが映る。
 タケルはさらに強く彼女を引き寄せた。
 もう片方の手首も捕らえる。
 なにが彼をその行動に走らせたのか。
 タケルはゆっくりと、蒼白になった彼女の顔に、己の顔を寄せていく。
 お互いのはずんだ息が唇にかかる。
 微かに漂う血の臭い。
 唇と唇が今まさに触れあわんとするところで、タケルは低く掠れた声で囁いた。
 
「あの時、マーグと一緒に、どうして殺してくれなかった!?」
「・・・!」
 
 タケルの唇にかかっていたロゼの吐息が、止まった。
 悔やんでも悔やみきれない罪の意識が、再び彼女の細い手を震わせる。

 

 

 そのままで、まるで時が止まったかのようにそのままで、二人はじっと動きを止めていた。
 やがてロゼの嗚咽が小さく響きだした時、タケルの手は彼女の手首から肩へ、そして空虚へと、力無く下ろされた。
 
「・・・すまなかった。ロゼ・・・。」
 
 彼はもはや深くうなだれ、その顔を窺うことはできない。
 ロゼは、そのあわれな人にかける言葉を見つけることができなかった。
 せめてその震える背中を抱きしめようと手を伸ばしかけたとき、彼は駆け出していた。
 最小限の灯りのみがともる、未明の薄暗く長い廊下を、足音が遠ざかっていく。

 

 

 

 何も、出来なかった。
 あれほどまでに打ちひしがれた人を、励ますことも、慰めることもできなかった。
 死の淵を眼前に臨む人を。
 私は彼を愛しているのではなかったのか?
 私は彼を救うために、はるばる星の海をひとり越えてきたのではなかったのか?
 何も、出来なかった。
 彼の唇を受け入れればよかったのか。
 この腕に深く彼を絡め取り、胸におし抱いて、甘美な夢を見せればよかったのか。
 それとも、これ以上の惨苦を、あのあわれな人に味わせぬように、この手で命を摘んでしまえばよかったのか!?
  
 私には、何も出来ない。
 こんなにも弱く、罪に汚れた私が、あの清らかな人を救うことなど、できはしない。
    
 彼が夢の中で放ったブリザードの光景が、再び脳裏に浮かび、ロゼは絶望と悪寒を覚えて、自らの手で肩を抱きしめた。
 私の存在は、彼を追いつめるだけなのか・・・。

 

 

 

「マーグ、許して欲しい。」
 
 マーズの元を離れる私を許して欲しい。
 いいえ、違うわ。許してもらう必要などない。
 マーグ、あなたをこの手にかけ、弟を助けて欲しいというあなたの願いを叶えることも出来ない。
 この罪深い愚かな私を今すぐ裁いてほしい。
 そして、私の命を彼に、マーズに・・・。
 
 その日の昼下がり、ロゼは明るい陽射しが差し込む大塚長官の執務室を訪れた。
 
「私は、ギシン星に帰ります。」
 
 長い悪夢の夜が明けても、ロゼの心は晴れなかった。
 ブリザードの鮮烈な光景が、タケルの悲痛な叫びが、彼女の体に重くのしかかり、地の底へと引きずり込もうとしているかのようだ。
 暗闇の眼差し、そして、血の臭い。
 彼が口元を拭ったタオルについた血を、見逃したわけではなかった。
 彼の命は尽きようとしている。
 自分がここにいても、いなくても・・・。

 

 

 

 

 大塚が見送りのために呼んだタケルの顔を、彼女は直視することが出来なかった。
 少しでも気を抜けば、両手はぶるぶると震え出すだろう。
 タケルもこちらも見ようとはしない。
 
(もう、私が彼に赦されることはない)
 
(もう、俺が彼女に赦されることはない)
 
 二人は言葉も交わさぬまま、それぞれ宇宙船とガイヤーに乗り込んだ。

 

 

 

  

 

 その人の墓は、小高い丘の上にあった。
 二人にとって幸いに、あのむせぶようなブリザードは吹いていなかった。
 南極にほど近いこの場所は、ごく短い雪のない季節を迎えていた。
 地球の敵として死んだ彼は、人里を遙かに離れたこの地に密かに弔われていた。
 この星の上のいかなる国も、その領土に彼を葬ることなど許しはしないだろう。
 淋しいこの場所はしかし、この哀れな死者と生者の双子のためには最上の地だったのかもしれない。
 だれも知らない。だれも来ることが出来ない。
 空を駆ける守護神を、自在に操る彼でなければ・・・。
 
 ここはマーズとマーグ、数奇な運命にもてあそばれ、死によって引き裂かれた二人のためだけの悲しい聖域であった。
 
 タケルは黙って十字架の前に跪き、祈りを捧げている。
 その後ろからロゼはそっと手を合わせた。
 
(マーグ、私の命をあげる。だから、マーズを助けて。)
 
 不思議なほどに静かな時間が、二人のそばをすぎていった。
 夜明け前のあの暗く激しいときが、嘘のように洗いながされていく。
 それぞれの胸に純粋な想いだけが残る。
 テレパシーを使ったわけではない。
 けれど「憎しみ」はないのだと、いまはもう、ないのだと、この穏やかな時間が二人に教えてくれた。
 
(そう、もう俺はロゼを憎んでなどいない。)
 
 ならばなぜ・・・?
 なぜ彼女につらくあたった。なぜあんなにひどいことを言った。 
 マーグを殺したのはズールだ。ロゼじゃない。そんなことはずっと前から分かっていたはずだ。
 俺はもうこんなにも弱い、卑屈な人間になってしまったのか?
 彼女がさしのべる救いの手をとることはできない。
 もうこれ以上彼女を傷つけてはいけない。
 
 だが、俺の心の中で確かに叫ぶもう一つの声。
 
(ロゼを、帰したくない。) 
 
 ふと己の唇に感じた彼女の吐息を思い出す。
 ほんの数ミリの距離にあった二人の唇。
 
 なぜあんなことをしてしまったのだろう。
 なぜあんなことを言ってしまったのだろう。
 彼女の手の震えがこの手に伝わらなければ、彼女のすすり泣く声がこの耳に響かなければ、俺はあのままもっと酷いことをしてしまっていただろう。
 俺は彼女を欲しているのだろうか。
 
 これは劣情・・・。
 デビルリング・・・おぞましい悪魔の枷が引き起こした、俺の中の悪しき感情。
 恋愛、などではない。
 そんなものを持ってはならない。
 そんなものを期待してはならない、断じて・・・。
 俺は、死んでいくのだから・・・。
 これ以上彼女を苦しめてはならない。俺は彼女が苦しむ姿を見たくない。
 さあ、せめてもの罪滅ぼしに、彼女を平然と見送るのだ。
 
「ロゼ、そんな悲しい顔をしないでくれ。」
 
 そうだ、俺はまた自分で自分が分からなくなる。
 俺をそんな顔で見るな。
 俺を甘やかさないでくれ、俺を弱くしないでくれ。
 
「俺はかならずズールに勝つ。」
 
 嘘だ。
 そんなことできるはずないと俺が一番知っている。
 俺の心は今も恐怖で震えている。
 さあ、笑って彼女を見送るのだ。
 彼女の宇宙船ならあっという間に大気圏を遙かに超えていくだろう。
 己の内なる葛藤に苦悶するなら、それからでいい。
 
 ピーッ、ピーッ。
 突然鳴り響いたエマージェンシーコールは、ぎりぎりのところで保っていたタケルの自制心を一瞬解かせるのに充分だった。
 気がつけば、また彼女の手を握っていた。
 そのまま体ごと引き寄せそうになるのを、こんどは鳴り続けるコール音が制する。
 
「行ってちょうだい、マーズ。私はこのまま出発しなければならないけれど。」
 
 嘘だ。
 カタパルトはおろか、滑走路さえ必要としないこの宇宙船には、航空管制も関係ない。
 すべてをかなぐり捨てて地球へやってきた私には急ぐ用事もない。
 もう私を見ないでほしい。私には何もしてあげることができないのだから。
 あの人と、あの美しく儚い人と同じ目で、その哀しい瞳で私を見ないでほしい。
 はやくこの場から立ち去ってほしい。
 でないと、私はあなたにすがりついて、泣いてしまう。
 死なないでと叫びながら、あなたにとりすがって泣いてしまう。

 

  
 触れた手と手から伝わるのは、ただ「壁」であった。
 自分の千々に乱れた意識を相手に読ませないための「壁」であった。
 あまりにも厚いその壁は、お互いにその存在を知らしめていた。
 しかし彼らにはそれを追求する余裕はどこにもなかった。
 今は一分一秒も早く別れたかった。
 こころに渦巻く激情にとらわれないように・・・。

 

 
 二人は、まだ気づいていない。
 その激情こそが、愛そのもの。
 激しくうずまき、心を攫い、とめどなく自我を主張する。
 その一見醜いそれは、愛そのもの。
 それだけが、真に、ひとを救う。

 

 あわれな二人は互いの手を離し、背を向けた。
 
 やがて来る夜明けさえ信じることもできぬままに。

 

 

end


幸せなお話をたくさん書いてこられたゆみさんの、珍しくダークなお話です。
こうなんていうか、身の内を抉られるかのような。
血を吐くように苦悩するタケル(実際吐いてましたね)も、
過去の過ちとタケルへの愛情に責め苛まされるロゼもどちらも
せつなくて可哀想で泣いてしまいました。

ありがとうございました。
2002.9.6 きり

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